社会人の剣道大会を見ても、過半数近くの方がジャージ剣道着を着用されているケースもあります。

当店でもジャージ剣道着は人気商品なのですが、実は、この商品を見るまでは

「このまま、藍染衣類は廃れていくのでは？」という危惧もありました。

ただ、今回、この「武州一」と販売するに当たり、埼玉県まで製造工場を見学に行って来まして

そのクオリティの高さ、完全自家製造にこだわる製造者の思い、また、製造過程をすべて見学させて頂いた結果

「やはり、剣道には、日本古来の伝統ある藍染衣類が絶対に必要である」という思いを強く持ちました。

特に野川染織様が手がける「武州一」は、野川さんの「当社の藍染は唯一無二の藍染です！」と言われるだけに

原材料である糸繰りから

糸の藍の先染め、生地の織り上げ

裁断、縫製まで

全て自社で完結する

完全自家製造のこだわりの一品です。

そもそも武州藍とは

利根川中流域でしか栽培してないもので

洪水が起きる地域でもあり

その分、肥沃な大地が残されて

江戸時代から藍の産地になりました

農業も藍染衣類で

野良着を羽織って

農作業するためのものでした

過酷さを緩和するために

藍の効能(殺菌、抗菌、匂いがつかない)が必要だったのです。

植物が動物性に変わり

バクテリアが糸に宿ります

乾きやすく細菌から身も守る

それが本物の藍です。

天然藍で発酵して

作っているのは

野川さんだけとも聞いています。

剣道と武州一の結びつきは

やはり「身を守る」のが一番の目的で

全身を藍で身を纏い

藍染である理由は

本藍で着心地も良く

素材の違いがわかります

細かいことまでは

伝えにくいのですが

天然藍の武州一商品は

直接取引に限定しているのも特徴で

武州一を本当に理解している

武道具商のみ取引可能です。

薄い液は古く

何回も染めるので

使っていくうちに

色が一皮ずつ剥けていくので

逆の過程になりますし

発酵の匂いがあります。

本物を求める方には

是非とも試して頂きたい

超一級品の剣道着です！